和裁について、製作の西陣織のインテリアミニ着物について書きます。
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きものたがそで

和裁士のブログです。オリジナル作品やミニ着物Tagasodeについて。

浴衣や単衣着物の褄(額縁)の作り方☆和裁の知識

 

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今日は単衣着物の額縁の作り方をご紹介します☆

額縁は、着物の衽(おくみ)の縫い代の始末をしてある部分です。

 

 

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単衣は表地を三つ折りにしてありますが、裾と褄下の交わる部分は

上の写真のように始末します。

和裁では、 褄先ははさみを一切入れずに作ります。

 

褄下、裾をそれぞれ三つ折りにして、折り目同士が交わる部分に印をつける。

下の写真は褄下を三つ折りにしています。(裏側をみえるようにおきます)

裾の折り目と交わる所にヘラをします。

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下の写真は裾を三つ折りにしています。

褄下同様に交わる所に印をつけます。

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すると下の写真、こんな感じのヘラつけとなります。

黄色の×印をつけているところは交わる部分にしたヘラです。

これを線で結びます。

 

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印したへらを合わせて縫う。

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印したへらにまち針をさして、中表になるようにします。

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このようになりますので、通しへら(線を引いた部分)したところを細かく返し針で縫います。

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縫い代をお折りたたんで始末する。

次は、表側をみえるようにして置きます。

直角の厚紙を下の写真のように差し込んで、直角をサポートします。

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ぴょんと立った角(つの)の中に、指を入れて縫い代を四角になるようにたたみます。

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このまま、縫い代をこてできめます。

また、下の写真のように、開きます。そしてこてで決めます。

このとき、厚紙でサポートしている直角より外に縫い代がでると、

綺麗な額縁ができませんのではみ出さないように調整します。

 

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上の写真のように出来れば後はひっくり返すだけ!

 

ひっくり返して、形を整える。まち針をすればくけるだけ☆

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ひっくり返すと、上の写真のようになります。

額縁が見えてきましたね!!!

それぞれ三つ折りをして、まち針で留めるとこんな感じ。

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このとき、作った額縁が美しく直角になるように、針先を使いながら、

まち針を打ちます。

あとは三つ折りくけを頑張れば出来上がりです☆☆

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縫い代をたたむ部分は、洋裁なら切ってしまってもいいでしょう。

ただ、着物はほどいて、仕立て直せるように、鋏を極限入れない作りになっています。

縫い代を綺麗に畳んで仕舞うのは和裁の技術です。

 

tagasode.ocnk.net