和裁について、製作の西陣織のインテリアミニ着物について書きます。
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きものたがそで

和裁士のブログです。オリジナル作品やミニ着物Tagasodeについて。

反物裁断のコツ☆裁ちばさみの入れ方。和裁の知識

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こんにちは☆

今日は裁断、和裁の裁ち鋏の入れる方法をご紹介♪

洋裁と違って、反物に真っ直ぐハサミを入れるだけの和裁ですが、

真っ直ぐにこだわるからこそ、生地によって裁ち鋏の入れ方も工夫します。

様々な生地を扱うので、判断には相当な経験も必要ですが、

今日はご紹介致します♪

 

地の目に沿った裁断の仕方

ハサミが地の目に対して真っ直ぐに入っていないと、

裁断したところがボロボロになりますよね。

これは、糸が絡まる原因になって、仕事の邪魔になりますし、

透ける生地では見た目も美しくありません。

 

そのため生地の目に沿って裁断することが重要です。

こちらには2種類の方法があります。

 

誰でも出来る、生地の目に沿った裁断の仕方

まずは、裁断したいところの耳端に切り込みを入れます。

耳は完全に裁断して下さい。

↓↓

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切り込みを入れたところをほぐすようにして生地の糸を一本だけ取り出して、

引っ張ります。

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すると生地の目に沿ってツレていきます。

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このツレているシワを目印に裁断して下さい。

簡単に生地の目に沿って裁断することが出来ます♪

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経験が必要だけど、慣れると簡単。ハサミの感覚で真っ直ぐ裁断する。

胴裏や、一越ちりめんなど、地の目がはっきりわかるものは、

ハサミの真っ直ぐな刃を利用して、

印など全く必要なく裁断することが出来ます。

経験が必要ですが、ゆっくりと地の目を見ながらハサミを入れると

感覚で裁断出来るようになりますよ♪

綸子などの地の目がはっきりしないものはできません。

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地の目が歪んでどうしようもない、生地が堅い、浴衣やポリエステルなどは成るように裁断するのがオススメ。

生地の目は、和裁にとってはとても重要となります。

なぜなら、生地の目に反して真っ直ぐに仕立てるのは難しく、

見た目も美しくありません。

ただし、例外も沢山あります。

生地によっては、地の目に反した方が良いときもあります。

主に、堅い生地や浴衣やポリエステルなどは生地に対して真っ直ぐ裁断した方が良いと思います。

 

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耳端を揃えてコテで決めます。

自然な折り目をつけて、そこを裁断します。

 

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私は見積もったあと、まとめて裁断します。

 

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自然な折り目に沿って裁断することによって、生地が安定します。

ただし、ホツレやすいので注意が必要です☆☆

 

 

このように、和裁士は裁ち鋏を意識して入れることで、より美しい仕立てを追求していますよ☆☆

 

tagasode.ocnk.net